「画像データ」「フルカラー」 |
写真やイラストなど濃淡のあるデータの事を「画像データ」と言う。アナログからデジタル化すると、白から黒へのモノクロのデータの場合は256階調。カラーの場合はRGBの各色を256段階で表し、各色の合計で256×256×256×=167万7216色で表現している。この役1677万色の事ををデジタルでは「フルカラー」という。 |
「網点(あみてん)」「ドット」 |
写真やイラストなど濃淡のあるものを、印刷で表現する時に使う小さな点。印刷の場合はこの点にインクがついて紙に印刷される。アナログトーンや新聞の写真などでは目で見える。他の印刷物などでもルーペで拡大して見てみると、色が点の集合体で表現されているのがちゃんと見える。この点(ドット)によって階調を表現している。 |
「アート紙」 |
ベースとして上質紙を使用し、コート剤で加工したもの。印刷の仕上がりを求めるカタログ、ポスター、写真集などのカラー印刷に使用する。
→関連用語:フルカラー |
「色数(いろかず)」 |
印刷の時に使用されるインクの色の数のこと。カラー印刷の時は通常使うインクは4つ(黒・赤・黄・青の4色)。単色刷りは1つ(1色)になる。 |
「インデックスカラー」 |
フルカラーではRGBの各色を256段階で表現しているのに対して、256色以内のパレット(情報)を持ち、パレット内のどの色を使うかを記録している色の表現方式のこと。
HPなどで使われているGIFなどは、この表現方式を使っている。 |
「オフセット」「オフセット印刷」 |
ゴム胴にインクをつけて紙に転写する印刷方法。オフセットインク(CMYK)と呼ばれる半透明の4色のインクでほとんどの色を表現する。微妙な表現には特色インクを使うこともある。印刷スピードが早くて大量に作れる。市販の本や印刷物はほとんどこの方法。 |
「オンデマンド」「オンデマンド印刷」 |
必要な部数だけデジタル印刷機で印刷する方法。従来のオフセット印刷に比べてコストが少なく小部数で印刷できる。コピー機と同じで、インクではなくトナー定着のため、再現力は落ちる。 |
「解像度(かいぞうど)」「dpi」 |
「解像度」とは画像の精密さのこと。通常1インチあたりにドット(網点)が幾つあるかを示している。単位には「dpi」が一般的に用いられる。デジタル画像の場合、精密(高い解像度)でデータ化すると容量が増え、粗く設定すれば品質が落ちる。一般的に人間の目には300dpi以下の画像だと粗さを感じるので、印刷する場合は最低の解像度を300dpi(原寸大)と考えた方がいい。 |
「紙の厚み・紙厚(かみあつ)」「坪量(つぼりょう)」 |
紙の厚みの表現。
坪量(つぼりょう)は「1平方メートル当たり紙の重さをgで表示したもの」 |
「カラーチャート」 |
C(シアン・青) M(マゼンダ・赤) Y(イエロー・黄) K(スミ・黒)の各色を10%ずつ掛け合わせて作った色見本の事。
デザインや印刷過程において、色指定をする時に参考にされる。 |
「級数(きゅうすう)」 |
日本語での文字サイズの単位で、級(Q)とも言う。印刷所やデザイナーが主に使う単位で、
プロ仕様のアプリケーションではポイントと級の両方で使用できるように、切り替えができるものが多い。1級は0.25mm。 |
「彩度(さいど)」 |
色の表現を3つに分けた「色相・彩度・明度」内のひとつ。色の鮮やかさの事を指す。彩度は9分割して表現する。 |
「純色(じゅんしょく)」 |
pure color/vivid tone(ビビッド・トーン)とも言い、各色の中でもっとも彩度の高いあざやかな色の事。 |
「JPEG(ジェイペグ)」 |
JPEGは画像データを圧縮する時の形式のこと。WEBで使用する画像によく使われている圧縮形式の1つ。 |
「書体(しょたい)」「フォント」「ファミリー」 |
デザイン的に統一された一定の文字の形を書体(フォント)という。デジタルではそれらのひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字などのひとまとまりのデータやプログラムの事も指す。1つの字体のデザインを元にして、太さ(ウエイト)傾斜(スラント)装飾(スタイル)などのバリエーション違いの書体をファミリーという。 |
「仕上がりサイズ」 |
出来上がった原物のサイズ(寸法)のこと。本や便せんグッズなどになった時の大きさ。原寸で描いて下さい。という時はこのサイズ(+描き足し分)で描いてと言っている事になる。 |
「製本(せいほん)」 |
印刷が終わったものを、折ってページ順にまとめて表紙をつけて断裁し、針金や接着剤で綴じること。印刷物によって様々な方法がある。これはオフセット本だと印刷所の仕事になる。コピー本ならこれまで自分ですることになる。 |
「CTP (Computer to Plate)」 |
CTPとはComputer to Plateの略で、デジタルデータを従来のフィルムではなく、アルミなどの金属プレートに直接出力する事を言う。原稿はフルデジタルで作成する。ページ物も場合も同じで、全てのページをデジタルデータ化(面付けまで)して出力する。出力してすぐ、印刷できるため納期が短縮できるが、原稿作成段階で、出力の事を頭に入れた作業をしなくてはいけない。 |
「特色(とくしょく)インク」 |
カラー印刷の時に通常使うインク(黒・赤・黄・青の4色)色にプラスして使用するインクの事。原稿色の表現力の為に使用され、目的に合わした色(インク)を使う。 |
「トンボ」 |
フルカラー印刷をする為に印刷時に必要なマークの事。通常0.1mmの太さの線を使用する。このマークに4色のインクの色を合わせて版ずれを防ぐ。 |
「ダブルトーン」「2色分解(にしょくぶんかい)」 |
「2色分解」とはフルカラーで原稿を描き、2色に色分解してから印刷する。印刷コストが安く済むために、チラシなどで使用される事が多い。 |
「DVD-R」「DVD-RW」「DVD-RAM」 |
DVDは4.7GBもの大容量を誇る。DVD-Rは、一度しか書き込みのできないライトワンスのDVDメディアでドライブが多い。一般用の「DVD-R for General」と、業務用の「DVD-R for Authoring」に分かれ、前者がドライブ側とメディア側、後者がドライブ側のみに著作権保護機構がある。
DVD-RWは何度も書き換えられるのが特徴、一時的なデータ保存や、定期的なバックアップ向き。最近は、4倍速DVD-R書き込みと、2倍速DVD-RWの書き換えのドライブがある。
またDVD-RAMは、MOのように専用のカートリッジに入っているDVDメディア。WindowsXPなら、ソフトを介せずに読み書きができる。 |
「中綴じ(なかとじ)」 |
表紙と本文をホッチキスで中央をとじる方法で、開きやすいのが特徴。主に週刊誌などに使われている。
ホッチキスを使用するため40〜50ページが限界。 |
「ファイル形式」「保存フォーマット」 |
ソフトにより様々なファイル形式がある。異なるパソコン間やアプリケーション間で共通の保存フォーマットが必要となる。Adobe Photoshopなどに代表されるのペイントソフト(ビットマップ形式)のフォーマットには、TIFE、JPEG、GIFなど。Adobe Illustratorなどに代表されるドローソフト(アウトライン形式)のフォーマットには、DXF、CGMなど。両方を含むフォーマットにはEPSがある。 |
「プロセスインク」「CMYK」 |
カラー印刷の時に通常使うプロセスインクは「CMYK」C(シアン・青) M(マゼンダ・赤) Y(イエロー・黄) K(スミ・黒)この4色の組み合わせによって表現される。 |
「ポイント」 |
文字サイズの単位で主に欧文(英語)に使う。また海外のアプリケーションには、文字の大きさはポイントで表示されるものが多い。1ポイントは約0.35mm。 |
「pl」 |
pl(ピコリットル)プリンターインクのノズルから出る、インクの大きさの事を表す単位。プリンターの画質を左右する要素のひとつ。小さければ小さいほど高画質になる。 |
「無線綴じ(むせんとじ)」 |
接着剤だけで中央をとじる方法。大量生産が可能なので一般的に使われている。主にマンガの単行本や教科書などに使われている。 |
「ノンブル」 |
本のページ順序を示す番号のこと。普通は本文の文字より小さい。 |
「台割り(だいわり)」 |
本をオフセットで印刷する時は、数ページ(大体8ページ・16ページごと)をまとめて1枚の紙に機械で印刷する。この時のページをまとめたものを「台(だい)」と言う。
この「台」によって全体のページ数などが決まり、台ごとに内容などを区別した一覧表を「台割り表(だいわりひょう)」という。
本の全体の設計図にあたる。ほとんどは印刷屋さんの仕事。 |
「マウス」 |
主な方式としては、従来型と光学式(オプティカル)の2種類。従来型は、マウスの中にボールがあり、その転がり具合=マウスの移動量で計算して指示をコンピュータに伝える。光学式はボールがなく、光センサーでマウスの移動量を計算している。 また従来型にも光学式にも多いのが、真ん中にボタンのあるスクロール機能がついたものがある。さらにコードレスマウスもあり、これは赤外線や電波でマウスの移動量を知らせる。 |
「連量(れんりょう)」 |
1連=1,000枚での紙の重量をkg単位で表したものをいう。同じ種類の紙であれば厚みの目安にもなる。
ただ、同じ連量(kg)でも紙の厚みは密度によっても違うため、違う種類の紙の場合は連量と紙の厚みは同じではない。 |
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