●オリジナルロゴを作る
フルカラーで表紙をイラストを描き終わりました!やった後はタイトルだけだわ♪って段階になった方。 ちょっとこちらを読んでみてから、作ってみませんか?
画竜点睛を欠く。じゃないですけど、せっかくのイラストを綺麗にみせたいですものね。
ロゴの作成の仕方はこちらを読んでもらうとして、どうです?書体を決めて、 色を決めて加工する・・・それだけでも大変ですが、それらはクリアできそうですか?
イメージか固まったら、作る前に覚えておく事を押さえておきましょう。

フルカラー表紙に自分でタイトルなどを入れる場合、大きく分けて二つの方法があります。

●方法その1:イラストと同時に作る
まず一つは表紙を描いた時に、そのままイラスト同時にロゴもに入れてしまう事。

大体カラーはPhotoshopPainterなどの、ペイントソフトで描くと思います。
ペイントソフトでも、文字を入力できるものが多いですので、その機能を使う人も多いでしょう。

でもちょっと待って下さい。その時に、文字の大きさちゃんと考えましたか?

そもそもイラストを入稿する時の、本のサイズを考えて、イラストを描いたでしょうか?

考えていなかったアナタ。何事も最初が肝心!なぜかと言えば、 それにはこちらで解説してある通り 「解像度」という問題があるからなのです。

イラストはデジタルだからって、簡単に大きくしたり小さくしたり、しちゃいけないんですよ。
むしろ、カクカクしたドットが目立って、まるでモザイクをかけたようになっちゃったりします。

さてどうでしょうか?「解像度」の問題はクリアできましたか?
イラストとの比率を考えて、文字を入れましたか?
でもやたら解像度を大きくすればいいってもんでもなくて、そうすると画像の方が重すぎて、ロゴの加工に時間がかかるなんて事になると、大変ですよ。
(最近のマシンは頭良いからそんな事になりませんかね(苦笑))

ペイントソフトで文字まで入れて、入稿する場合、大きさと解像度だけちゃんとしていればほぼ問題ありません。
後は印刷所の指定している保存形式で、保存しましょう。

では普通に流通している出版物はどうなっているのでしょう?
デザイナーとよばれていたり、いなかったりする人達は自分の好み(使い勝手)もありますが、大体はドローソフトを使っています。
Illustratorなどですね。これが残る一つの方法です。

●方法その2:ドローソフトで加工する
代表的なドローソフトであるIllustratorなどでは、 加工が無限、色など変更が簡単、データの流用・応用が利く・・・などの利点がありまして、 変更や独自性を求められる、商用出版物には、ドローソフトが向いているのです。

イラストを描いたり、WEBの画像を作ったりするだけなら、触らないソフトでもあったりするので、使わない方も多いのではないでしょうか?
最初の敷居も高いですし。

ドローソフトについてはこちらで解説しています。どんなモノか解りましたでしょうか?
中にこれでイラストも描く人もいますね。私からするともの凄い事してるのでビビります。尊敬します。 ありえねー!って。でも加工が簡単だから、慣れると確かにラクです。

でも仮にこのソフトでロゴを作ったとしても、このままではイラストとロゴ。二つのファイルが出来たにすぎません。

なのでこれらを統合してくれるのが、ページレイアウトソフトです。 InDesign QuarkXPressなどです。(これもこちらで解説してます)

・・・ね?

ようするに画像(ペイントソフト)ロゴ(ドローソフト) などを総合的にレイアウトできるソフトなんです。
もうちょっとこのロゴ右で、画像は斜めになんて事を後から出来るわけです。
実際商業印刷は、こんな風に作っています。後からレイアウト変更なんて当たり前ですから

ただ、同じ手順を真似する必要もないし、ソフトを揃えるにもお金がかかります。
そういう場合は、ペイントソフト一本で文字の加工まで、終えてしまう方が良い。と私は思います。

お金があって、もっと本格的にレイアウトが組みたい。と思えば、これらのソフトを揃えて、ソフトを使いこなせるようにならないと・・・道はちと遠いかな。

最後に、同人向けに売られている、いわゆるお絵書きソフトは、大体ペイントソフトになります。ただ、同人用に特化しているので、文字入れや加工なども若干出来やすくなっています。ペイントソフト+ワープロソフト。みたいな感じかなあ。

ソフト買うならしっかり財布と相談。して頑張って下さい。

●参考資料
関係のあるページ「デジタル解像度と入力」 「リサイズする」
「フォントの種類と選び方」「文字の組み合わせ」
このページの参考文献・資料
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