コラム>>003【フォントとフリーフォント】
馬事東風DTPコラム
デザインでもDTPでも、同人誌にも必要なもの。
それはたくさんあります。
今回はその中のひとつ。フォントについてです。

フォントと言っても、書体の種類、出力の時の注意点などを、語りつくせばキリがないので、 今回は「同人誌で使用する場合」をメインにいきます。

フォント(書体)
実際に自分でパソコン作業するようになるまでは、あまり意識する事がない。と思います。

みなさんは同人誌に使用する書体は、何を使ってますか?
パソコンに最初から入っているものだけ?印刷所におまかせ?(最近コレはあまりないか)
でもグラフィックデザインの中では、書体は色彩と並んで重要なパーツ。
書体の持つイメージや、大きさ、間隔、分量。
これらと色が組み合わさったものが、デザインだ!と言っても過言じゃないかも。
(言いきっちゃうと、多分美術学校の先生達には怒られそうですが)

でも漫画の中で使用する書体は、割と地味で限られてきます。
それは当たり前で、マンガの場合は一番は「絵」が主役であって、「字」が脇役だから。

その辺は同人誌でも同じ。その中でも同人誌でデザイン性のあるものと言えば、やはり表紙。
本のタイトルとしても、絶対に文字(書体)は使用するわけだし。
女性的(明朝)男性的(ゴシック)など…書体というものは、その本の持つイメージも体言するもの。
実際に本屋に並んでいる本には、たくさんの書体が使われています。
書体が変わるだけで、イメージもガラっと違ってきますから、選ぶのも楽しい(逆に苦痛?)

その書体(フォント)というのは、いくつかの種類はパソコンを買った時から、自動的にOSの中に入ってます。
これは大体OSメーカーや、入ってるアプリケーション会社から、 供給(これは値段に込みですよ。てコト)されてるものなんです。

だから種類は少ない。
じゃあフォントの種類は、どうやって増やすかっていうと、ソフトと同じように「買う」必要があります。
・・これが意外とフォント買った事がある人って、少ないんじゃないでしょうか? (私の周りだけかな?)

周辺機器とか、メモリとか、アプリケーションとか。
そう言ったものは購入するのに、フォントってあるもので間に合わせて、買わずに済ます。みたいな。
でも種類が多いと、選択肢が多いわけで。絶対的に表現の「幅」は広がります。
宝の持ち腐れ。という恐ろしい日本語もあるけど、精神衛生上ここは無視しましょう。

買う。という選択肢は物を選ぶ時に当たり前だけど、ソコはソレ。ネットの世界には、フリーってものがありますから。
フォントにももちろん、フリーフォントってやつがあるんですねえ。
ん?そんなの知ってるって?ここは超初心者向けだから。そこから拾うよ!拾って行くよっ!

で、フリーフォントですが、検索すればたくさん出てきます。
これらはフリーソフトと同じで、個人で作ったものを、公開している場合が多いです。
日本だけでなく、海外にもたくさんのフォントがあって、素敵なデザインのフォントが無料!
自分の使用しているOSと条件が合えば、すぐに使用できますよ。
その時には完全フリーフォントなのか、商用使用は駄目なのか、など利用状況は色々あるので、注意が必要です。
でも海外のだと、英語だし、何書いてあるかわからない!
ってそれぐらいなら、翻訳ソフトでなんとかなります。ただヘンなのDLしないようには注意しましょう。
ほんとにダタで使用していいのかしらー、ってぐらい。素敵なデザインを堪能しましょう。

それで使ってみた方はわかるでしょうが、このフリーフォントは、海外だったら、欧文(英語と数字、一部記号)だけしか使用できません。
日本のサイトのフリーフォントでも、ひらがな・カタカナ・数字ぐらいしか無い場合がほとんどです。

これはなぜかって言うと簡単なことで、英語にくらべて日本語には「ひらがな・カタカナ・漢字・英語」と必要だからです。
漢字があるために文字自体の数が、欧文に比べてよりもべらぼーに多いからなんです。
先ほども書いた通りフリーフォントは、個人でデザインして公開してくれているのがほとんどなので、日本語は文字数が多すぎて全部は無理なんです。
だから「ひらがな・カタカナ」だけ、というのが多いです。英語だと26文字(小文字入れて52+数字ぐらい)で済むのにねえ。
漢字も全部デザインするのは、考えただけで涙が出てきそうです。

という理由で日本語の多くは、会社がお仕事で作り「売られて」いる場合が多いんです。

その日本語の書体を作っている会社で、有名な会社は「モリサワ」と「創英」
特に「モリサワ」というのは、パソコンが主流のDTPになる以前からの、日本語の書体を作ってます。 というか日本語の書体の基準?みたいな感じの会社です。老舗なのよ。

「モリサワ」の書体は明朝(横が細くて縦が太い文字)ゴシック(全てが同じ太さ)ともに、多くの媒体で使われています。
ただ、パソコンの初期段階では入っていない書体です。
デザイン会社や印刷所などは、その「モリサワ書体」は後で別途に購入しています。
もちろん個人でも買えますよ。ええ、揃える気があるならば、お止めはしません。
(だから!初期投資はお金がかかるのです!)

本屋にある小説本なんかだと、特別にそれ専用の書体っていうのも、デザインされています。
同じ明朝に見えても、出版社によって微妙に違うんです。読んでて気がつきました?

そういった有名書体でなくても、最近の日本語書体は幾つかの書体がパッケージになってます。お店やオンラインなどで、わりと入手しやすくなってきました。
ただパッケージになっているのは個性的な書体が多くて、それが逆に使いずらくなったり…もしますね。
個性的すぎると、使うの難しいんですよね。買ったけど、出番のない柄トーンみたいな?(笑)

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